![]() |
ひたすら世紀末の荒れた地を歩く父と息子。 |
よくできた映画でした。
ひたすら、たんたんと暗いけど。
天変地異の末、世界が荒涼とした中で、
南をめざして旅する父と子の物語。
途中、人食いの集団に襲われたりと、
ゾンビ映画ではよくある筋なのだけれど、
ゾンビものは、「怖さ」の押し売りが次から次へとやってきて、
脅すことをエンターテイメント化しちゃうけど、
この映画にそれはない。
一歩間違えると、そうなりかねない状況の「ひとつ」として
人食いが描かれている。
その線引きは、「善き者」であるか否か。
父でさえ、子を守るために「善き者でなくなる時」がある。
そうすると、息子が「それは、善きこと?悪きこと?」と諭す。
「夜と霧」に出てくる人間としての「良心」に通じるもの?
ネタバレになるから、これ以上言えないけど、
興味のある方はご覧ください。
見てると、備蓄とか言ってる場合じゃなくなります。
ただ、途中にいい案配のシェルターがでてきます。。。
![]() |
ヒョウ君を連れて荒野を彷徨う姿 考えただけで、怖い。 |

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿